地鎮祭 式典の流れ その3 (玉串奉奠~閉式)

【地鎮祭 式典の流れ】  

玉串奉奠~閉式までの式典内容

*地鎮祭での式典内容を簡単にご説明させて頂きます

私の周辺の内容ですので、地域や宗教による違いはあると思いますがご了承下さい)


 
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* 玉串奉奠 (たまぐしほうてん)

建築する土地の永遠の安定と参列者の守護を祈念するため、玉串を奉って神に拝礼するものです。

神さまに玉串を捧げて拝礼します。  順番としましては

【お施主さま→→お施主さまご家族→→住宅担当営業→→設計士→→施工業者】 

が多いかと思います

【玉串の捧げ方は】

 

 ① 神主さんから 玉串(*1) を渡されたら会釈をして、右手で玉串の根元を

   上から持ち、左手は先のほうを下から支えるようにして受け取ります。

   先の方をやや高くして胸の前に捧げ、少しひじを張って持ちます。

 ② 祭壇にある 玉串案(玉串を捧げる机) の前まで進みます。

 ③ 会釈をしたあとに 玉串の先を時計回りに 90度回します。

 ④ 左手を玉串の根元の方まで下げてお祈りをします。

   祈り終えたら、右手を玉串の中程に持っていき、そのまま時計回りに回して

   根元をご神前に向けます。

 ⑤ 一歩前に進み出て、玉串を玉串案の上に置きます。

 ⑥ 二拝二拍手一拝(*2) をして、会釈をしてから退きます。

こうやって書くと分かりにくいのですが、当日はちゃんと 神主さんが横で 

『こうやって、こうやって、こうですよ』 と 教えてくれる 場合が多いです

ですから、参加者の方はあまり気兼ねせずに 気楽に構えていても 問題は無いと思います

(*1) 玉串とは榊の小枝に紙垂(しで)といわれる紙を付けたもので

      その玉串が 神さまと人との間を取り持ち

      願い事を神さまに伝えてくれるそうです!

*2) 二拝二拍手一拝とは 

【おじぎを2回 ・ パンパンと拍手を2回 ・ おじぎを1回】 

することです 「二礼二拍手一礼」 とも言います!


 

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* 撤饌 (てっせん)

神前に供えた 神饌品を下げる儀式 です

神主さんが神様にお供え物をお下げしますので、着席したまま待ちます

近時は撤饌も略式となっていて、開会前にあらかじめ祭壇に神饌品を供えてありますので 神主さんが神酒の徳利の蓋を被せるだけの儀式 になっているのが通常です


 

港区 三津神社

* 昇神の儀 (しょうじんのぎ)

神様が 神籬から帰る昇霊の儀式 です。 

『それでは、昇神の儀を行います。全員ご起立下さい』 

の神主さんのお声で、全員起立します

『頭をお下げ下さい』 

のお声で起立した状態で少し頭を下げます

神主さんが「昇神」の詞を述べ、続いて「オー・・・・・・」という 警蹕(ケイヒツ)を発せられます

『お直り下さい!ご着席ください』 

のお声で頭を上げ、着席します

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* 閉式 (へいしき)

    
    神主さんが儀式の終了を宣言します

『全員ご起立下さい』 

の神主さんのお声で、全員起立します

『以上を持ちまして〇〇家の地鎮祭は滞り無く相済みました。おめでとうございます。』 

の神主さんのお声で一礼します

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ココまでが、地鎮祭の式典の流れです

この他に 【直会】 【祝宴】 【神酒拝戴(しんしゅはいたい)】 などの お神酒を頂く儀式や お施主さまが自分でお米や塩を四隅にまく儀式 もありますが、また後日書いていこうと思います

ここまでで、大体40分~1時間もあればじゅうぶん終わると思います!

時間としてはそんなに長くは無いのですが 【記念として】 は心に長く残ると思います

ですので、新築を建てられる際は是非 地鎮祭 を行われることをお勧めさせて頂きます 

(地域や宗教等により違いはあると思いますし、勉強不足にて間違いもあるとは思いますががご了承下さい)

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